こんにちは、デザイナーのmico(@micos_design)です。
いちどは会社員になったけれど、副業からでもデザイナーになってみたい!と勉強中の方が最近増えていますね!手に職つけられるし、在宅ワークに向いているのも魅力ですよね。
でも、社会人から未経験でデザイナーって目指せるのかな。
どうせデザインの学生か、即戦力の経験者ばっかりでしょ?
今から勉強しても無駄では?という気持ちよく分かります。
前職がデザインに関係ないと余計焦りますよね…
確かにデザイナーの求人は、若者や経験者に有利なことが多いです。
だからといって、社会人からデザイナーを目指すのが不可能なわけではありません!
実際にわたしは、ほぼ独学でしたが
デザイン事務所に就職することができました!
今回は、わたしの経験から「異業種からデザイナーに転職したとき、意外と役立ったスキル」をご紹介しようと思います。意識すればすぐに伸ばしていけるスキルばかりなので、参考にしていただけたら嬉しいです!
1:ブラインドタッチ(タッチタイピング)
ご存知の方も多いと思いますが、ブラインドタッチ(タッチタイピング)とは、手元を見ずにキーボードを入力する技術のことです。
事務職ならともかく、デザイナーはそんなに
文字を打つ機会もないでしょ〜?
と、思うでしょ〜〜〜!!
デザイナーって意外と雑務が多いんです!
- クライアントと1日に何通もメールでやりとり
- LINEやチャットツールで同僚や上司とコミュニケーション
- お客さんにもらった手書き原稿の文字起こしをする
- 効率アップのためキーボードショートカットを活用する
- 見積もり書類やプレゼン資料を作成する
転職前にブラインドタッチを練習しておいて本当に良かった!!
雑務を効率化できればその分デザインの仕事に時間をかけられますから、身につけておいて損はないスキルだと思います。
タイピングの練習には無料のゲームサイトを利用しました!
最初は苦労しますが、自己流のクセは徹底的に矯正することをおすすめします。
若い子はキーボードが苦手な気がします(わたし調べ)。ブラインドタッチができれば、中途の人材ならではの差別化になるかも!
2:エクセルなどのMicrosoft office製品スキル
事務職でもないのにエクセル?
デザインと関係ないよね??
ワードもエクセルも結構使うんですよ〜〜
わたしも意外でびっくりしました!
- クライアントからワードで作った原稿データが送られてくる
- エクセルの集計表をもとにイラレでグラフを作る
- プレゼン資料をパワーポイントで作成する
- 簡単な見積もり比較表などをエクセルで作る
- Google スプレッドシートを利用する
- お客さんから使い方を教えてくれと頼まれる(←結構ある)
ウィンドウズを使っているクライアントが大半なので、送られてくる資料はワードやエクセルであることが多いです。最近はGoogleスプレッドシートでファイルを共同編集する機会も増えてきました。
デザインを専門に学んできた生徒さんは、意外とOffice製品が苦手だったりします。すでに社会人経験のある方ならOfficeのスキルはアピールポイントになるかも!
若い頃とっておいたMOS(Microsoft Office Specialist)の資格が
こんなところで役に立つとは思いませんでした…!
ちなみにMOS(Microsoft Office Specialist)の資格は参考書で勉強しましたよ。パソコンが普通に使える方なら、スクールに通わなくても参考書だけで合格できる…はず!
3:Macの操作・効率化
ふだんイラレとかフォトショ使ってるから
これは大丈夫だよ〜!
Adobeのソフトは慣れている方も多いですよね
では、Mac自体の機能はどうでしょう?
デザイン業界、特に印刷物を扱う会社ではやっぱりMac率が高いと思います。それを見越して、Macでデザインソフトの練習してるよ!という方は多いのではないでしょうか?
そこで意外と見落としがちなのが「Macの標準機能や便利機能を勉強する」ことです。
- ユーザー辞書で文字の入力を効率化する
- アプリケーションを command+tab で素早く切り替える
- Finderの操作ショートカットを覚える
専門学校卒の新卒さんなどは、デザインの基礎知識はあるのですが、意外と効率化まで目が向いていなかったりします。その点、社会人を経験してきた皆さんは「効率化」がどれほど大切かもうお分かりですよね?
勉強していたつもりだったけどもっと深掘りしておけばよかった〜!
家でMacを使っている方にはぜひ意識して欲しいです
4:メール対応、電話対応
電話やメールの対応って難しいですよね…。
わたしも若い頃は、文章が間違っていないか?失礼な表現はないか?と考えすぎて何度もメールを書き直したり、かかってきた電話をうまく取り次げなかったことがあります。
最初は苦労しましたが、筋トレのように
回数を重ねるうち慣れることができました。
アルバイト経験しかない学生さんは、入社すぐにいきなり上手には立ち回れません。
その点、転職組の皆さんは一通りのことを経験済み!
教える側からすると、いちいち全てを説明しなくて済むのはとても助かります。
5:スケジュールやタスク管理、メモの取り方など
仕事を管理する方法は色々ありますが、どれが自分に一番合っているかはトライ&エラーを繰り返すしかありませんよね。アナログとデジタルはどっち?手帳か、ふせんか、アプリにするか?と選択肢がたくさんあるので、これぞという方法を見つけるまでには時間がかかります。
わたしは前職で事務系の仕事をしていたのですが
そのとき身につけたタスク管理力が役に立ちました!
すでに社会人経験がある方は、おそらくこれまでも思考錯誤して仕事を進めてきましたと思います。納期から逆算したり、根回しをしたり、リマインダーを設定したり…。苦労して身につけたそのスキルは、デザイナーになっても大活躍してくれるはずですよ!
おわりに:異業種の経験もデザイナーの役に立つ!
わたし自身が異業種からデザイナーに転職して、意外と役に立ったな〜!と感じたスキルを5つご紹介してきました。
ずっと専門的に勉強してきた学生さんと、デザインの知識や理論で張り合うのはなかなか難しいです。しかし、社会人として荒波に揉まれてきた経験というのは、学生さんにはない魅力でもあります。
未経験だからといって卑屈になる必要はありませんし、これまでに身につけてきた能力は無駄にはなりません。ぜひこれまでの経験を生かして、デザイナーとしての道を進んでいっていただけたらと思います。
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